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猫の白内障
猫の白内障の初期症状
目のレンズの役割を果たしている水晶体が白濁するため、目の奥が白く濁ります。
初期では部分的に起こりますが、進行すると濁りが強くなります。
猫の白内障は痛みとか目やにが出るの?
白内障の原因には先天性のものと後天性のものがあります。
後天性のものでは猫同士のケンカや異物混入による外傷、緑内障・ブドウ膜炎・網膜変性症など白内障以外の目の病気によるもの、糖尿病などの内分泌疾患、中毒などがあります。
通常、先天性であれば痛みや目やには殆ど見られません。
後天性のものでは、緑内障で眼圧が上がることで痛みや目やにの症状を伴ったり、ブドウ膜炎では目の充血や痛みを感じることが多いです。
但し、先天性の白内障でもブドウ膜炎や緑内障を併発することもあるので、その場合には痛みなどの症状が出ることがあります。
猫の白内障は治る?
白内障は進行性の病気であり、内科的治療で完治することはありません。
根本的に治療するには外科手術により白濁した水晶体を取り除く行う必要があります。
猫の白内障サプリメント
「猫専用プレミアムサプリメント ビガープラス アイ」は、粉末なのでフードに混ぜて与えやすく、白内障以外にも緑内障や角膜炎などの様々な眼病に効果が期待できます。
重症化してからでは殆ど効果が期待出来ないので、症状が軽い段階で与え始めましょう。
猫の白内障目薬
タチオン点眼用、カリーユニ点眼液、カリタンK点眼用などがあります。
白内障の進行を抑制する目薬で、動物病院で処方されています。
白内障と間違えやすい病気に核硬化症などがあります。
飼い主さんが憶測で白内障と判断し目薬を使用することはは危険ですので、必ず動物病院で診断を受けてから使用しましょう。
猫の白内障の治療方法
初期の段階であれば点眼薬を中心に内用薬やサプリメントを使用した内科的治療が行われます。
これらは病気の進行を遅らせることや症状の軽減を目的としたものであり、完治は殆ど期待出来ません。
根本的に治療したい場合や失明してしまうほど重度の場合には外科的治療が適用されます。
血液検査などを行い全身麻酔に耐えられるか確認した上で麻酔を処置し、人間の白内障手術と同じ様に白濁した水晶体を除去し人工眼内レンズを挿入する手術を行います。
猫の白内障の手術費用
5~30万円くらいが目安になりますが、動物病院によって異なるので直接問い合わせましょう。
猫の白内障予防方法
猫は外傷により白内障を起こすことが多いので、怪我を負わないよう室内で飼育します。
また、白内障に繋がるような他の病気を患っていれば、早い段階でに治療しておきましょう。
不幸な猫を増やさないために先天性の白内障を患った猫を繁殖させないことも大切です。