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ハムスターって冬眠するの?
野生のハムスターは冬眠する事もありますが、家庭で飼育されるハムスターは冬眠しません。
しかし、気温が一定の温度以下になると「疑似冬眠」という低体温状態になりそのまま亡くなってしまう事もあります。
ハムスターが冬眠する温度
ハムスターは気温が5〜10度で疑似冬眠します。
まだ暖かいから大丈夫と思っていても、朝晩の急激な冷え込みによって疑似冬眠してしまうこともあるため注意しましょう。
また、餌が少なく栄養状態が悪くても冬眠してしまう場合があります。
ハムスターは夏に冬眠する?
夏にハムスターが動かなくなってしまう事もあります。
これは冬眠ではなく熱中症や夏バテ状態だと考えられます。
ハムスターは汗をかけないため、暑いと身体に熱がこもってしまいます。
ハムスターが快適な室温は20〜28度です。
エアコンで一定の温度を保つように調整してあげましょう。
ただし暑い部屋にいきなりエアコンをかけて冷え過ぎると、急激な温度変化によってハムスターの身体に負担がかかりますので気をつけて下さいね。
電気代が気になる場合は、凍らせたペットボトルにタオルを巻いてケージの側へ置いておくのもOK。ペットボトルを置くのはケージの3方向にして、1方向は何も置かないようにしてあげると冷え過ぎ防止になります。
扇風機は直接当たると身体が冷えて体力を消耗します。扇風機は、部屋全体の空気を循環させるように活用しましょう。
ハムスターが冬眠した時の起こし方
ハムスターが疑似冬眠してしまうと命に関わります。
起こすには2〜3時間かけてゆっくり温めてあげることが必要です。
・ハムスターをタオルに包んで、手のひらの中で温める。もしくは、タオルに包んだカイロや湯たんぽで温める。
・室温を20度以上に調整する。
・ハムスターの目が開いて動き始めたら、お湯で溶いた蜂蜜や砂糖水を飲ませる。(冬眠は体力を消耗するため目覚めたら栄養補給してあげる事が必要です。)
ハムスターが冬眠したら死んだ?
疑似冬眠は低体温状態です。
命の危険がありますが、疑似冬眠して1〜2時間程度であれば助かる可能性もあります。
温めて2時間以上経っても反応がない場合は、残念ながら亡くなっているかもしれません。
亡くなっているかどうかの判断は難しいので、分からない場合は病院で診断してもらう方法もあります。
ハムスターの冬眠と死の見分け方
亡くなっている時
・目が開いたままで眼球が乾燥しており、腐敗臭がある。
・身体が硬直していて皮膚に弾力は無く、関節が固まっている
疑似冬眠の時
・皮膚や、身体は柔らかい。
・目、口は閉じている
・ゆっくりと呼吸している(1分間に数回程度)
ハムスターの冬眠対策
疑似冬眠を防ぐために大切なポイントは2つです。
〇室温を20〜26度に保つ
夏も冬も適温を保つように温度調整してあげましょう。
エアコンにプラスして、以下のようなものを活用してみて下さい。
・夏:扇風機(直接当てない)、凍らせたペットボトル
・冬:ペット用ヒーター、ホットカーペット
〇十分な餌を与える
栄養が不足した状態だと疑似冬眠してしまう事もあります。
ハムスターは必要な分だけ餌を自分で食べてくれます。
餌入れには常に餌、給水ボトルにキレイな水を入れてある状態にしてあげて下さいね。