Contents
スフィンクスの特徴
スフィンクスは1966年ごろ突然変異により、カナダで産まれたのが始まりだと言われています。
名前からしてエジプトと思いがちですが、原産国はカナダで短毛種です。
毛のない猫としても有名ですが、全体にうっすらと被毛があります。
皮膚には大きなシワがあり、体全体に色素がついている猫も。
あらゆる皮膚の色や柄があるブルークリーム・ホワイトの組み合わせの薄めのブチ模様が代表的と言えます。
毛がない猫のため気温の変化にとても敏感です。
このため、体を触るとしっとりしており、一般的な猫と比べると体温が4℃程度高いとされています。
さらに額が広く大きな耳をしており、ヒゲがないのも特徴と言えます。
かなり珍しい猫ですが、ヨーロッパを中心に人気のある猫ですが、個性的なボディと大きな瞳で日本でも人気が高まりつつあります。
スフィンクスの性格
見た目からして「怖そう」なイメージがありますが、
アクティブな遊びを好むので、おもちゃやボールで走り回ると喜びます。
人間が好きなため気を引こうとして、イタズラ好きな面もあるようです。
飼い主むかって飛びかかったり、棚の上にあがろうとしたりして困らせることもあるでしょう。
猫らしくない一面もありますが、基本的に明るくて社交的な性格をしています。
他の動物とも上手くやっていけますが、非常に寂しがり屋なため多頭飼いに向いている猫と言えます。
スフィンクスの寿命
スフィンクスの寿命は平均して12～14歳程度と言われており、一般的な猫に比べると少し短い傾向にあります。
免疫力が弱い子猫時に呼吸器を中心とした感染症が多いことで知られています。
また、遺伝的に心臓の病気にかかりやすく、スフィンクスの30％ほどが心臓の疾患をかかえているとも言われています。
非常に元気がない、ぐったりとしている時は注意が必要でしょう。
被毛がすくないため脂っぽい体になりやすく、
体のシワとシワの間に雑菌がはいる皮膚病に注意にも注意をしましょう。
ウエットなティッシュや清潔な布で、毎日拭くのが理想的です。
皮膚の手入れを欠かさずに行いましょう。
被毛がないためブラッシングの手入れは楽とは言えますが、定期的なシャンプーをしなければ体が黒ずんでくるようです。
夏の直射日光に弱く、冬は非常に寒がります。
紫外線の影響で「皮膚がん」になりやすいとも。
冬に留守番をさせる時は、温かい環境を作ってあげることも大切です。
保湿をかねて猫用の衣類を着せているのはこのためです。
ただし、成猫になってから慣れない服を着せてもストレスがたまるばかりです。
猫用の服は子猫の時から慣れさせておき、できるだけペット用の服を、子猫からしつけをしましょう。
スフィンクスの値段
子猫、成猫、性別で価格も変わりますが、価格は28万円前後です。
スフィンクスの場合は「シワ」の多さで希少価値が決まるとも言われています。
シワが多いと価格が高くなるため、最高値で1匹150万と言う値段がついた猫も。
選ぶ際は被毛の少なさや、シワの多さで判断するとよいでしょう。
スフィンクスの里親はどこで見つけるの？
ペットショップで販売させているのは珍しく、ほぼ見かけることはないでしょう。
スフィンクスを販売している専用サイトを通じてブリーダーから直接購入する方法が早いようです。
「みんなのスフィンクス子猫ブリーダー」などを通じて探してみましょう。
国内のスフィンクスブリーダーは、非常に厳重に育てている傾向があります。
一般的な猫の血液型はＡ型が多いのですが、スフィンクスはＢ型が多いのが原因です。
母猫と子猫の血液型がことなる場合、授乳の際や、輸血時に病気や死亡するケースがあるためです。
交配前に、ブリーダーは必ず交配前に親猫同士の親猫の血液検査をしています。
購入後も将来的に繁殖させないと思っていても必ず血液型を調べておく必要があるでしょう。
スフィンクス猫カフェ
全国的にも珍しいスフィンクスの猫カフェを3店舗ご紹介します。
・猫カフェ ミネット
2016年にベイタウン横浜本牧店にオープンしたペット専門店がプロデュースをしている猫カフェです。
森の中のような店内にはいると、自由気ままなスフィンクスに出会えます。
他にも15匹程度のトンキニーズ、マンチカン、ベンガルといった珍しい品種とも触れあえます。
猫に「おやつ」をあたえることも可能。猫に関する本も多くあり自由に本を読むこともできます。
・猫カフェ紅葉
大阪にある猫カフェで猫と遊ぶスペースと飲食スペースが分かれているお店です。
スフィンクスのパトラ君がお出迎え。
他にもトイガーやラガマフィン、キンカロー、アポストロ、トイボブといった珍しい猫種もいます。
またお店はキャットケアスペシャリストという猫の専門家認定を受けているため安心してくつろげます。
また、カフェメニューも充実しており、特に本格派ホットケーキは大人気。
カフェのみの利用も可能となっているため、ゆっくりお茶を楽しみながら、猫を眺めることも可能です。
・Cat cafe心猫
2017年5月オープンした奈良県奈良市にある近鉄奈良駅から徒歩4分の距離にある猫カフェです。
大手ペットショップのマルエスがプロデュースしているため、清潔感があり猫のことを考えた店内になっています。
代表的なスフィンクスの他に20匹の猫と一緒にくつろげる空間となっています。
人懐っこい猫ばかりが集まっているので、猫好きにはたまらないでしょう。
好きな場所に座りながら、貸出無料のおもちゃで遊んだりもできます。
