犬の健康管理

犬の失神の原因・症状・対処法・数秒で回復・意識が戻らない・活発に動けない

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犬の失神について

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犬の失神について

犬の失神の原因

脳の血流が急激に減少したり停止してしまうと意識が消失し、筋肉の緊張が緩み、脱力して失神します。

失神の原因の多くは心臓の病気によるものですが、そのほか神経に障害があるときや呼吸器に異常がある場合、低血糖症の時などにも起こります。

犬の失神の症状

何の前触れもなく突然意識を失い、倒れこんでしまいます。

失神する時に嘔吐や失禁を伴う場合もあります。

失神を起こした後は、数秒で回復しいつも通りに活発に動けることもあれば回復後に意識が明瞭でなくぐったりしているような場合や、失神が数分以上続く場合もあります。

その子によっては、散歩時・排便時・飼い主の帰宅時・入浴時など、失神するタイミングがパターン化されている場合もあります。

犬が失神した時の対処方法

・失神後、数秒で回復して活発に動ける場合
回復後は失神を起こす前と同じ様に元気に動き回ることができます。
そのため、飼い主は再び発作が起きるまで様子を見てしまうことが多いようです。
心臓の病気などを患っていた場合は、飼い主からは元気そうに見えても実際は病気が徐々に進行している場合があります。
緊急を要するわけではありませんが、動物病院を受診しましょう。

・失神から回復しても、活発に動けない場合
意識を取り戻しても、
ふらつきが見られる
ぼーっとする
元気が無い
食欲が無い
などの症状が見られることがあります。
このような状態で放置すると犬の体調は更に悪化してしまう場合もあるので、早急に動物病院を受診する必要があります。
低血糖が疑われる場合には、ブドウ糖や砂糖水、ガムシロップを与え血糖値を上昇させます。
飲み込ませることが困難な場合には、これらを舌や歯茎、頬の内側などに塗り込みます。

・失神し、意識が戻らない場合
意識が回復しない場合には緊急を要します。
飼い主がパニックになってしまうと適切な処置が出来なくなってしまうので、まずは冷静になり動物の様子を確認し、取るべき行動を考えましょう。
嘔吐を起こしている場合には、吐いた物を喉に詰まらせる危険性があります。
気道が塞がり呼吸が停止してしまうと命に関わります。
口を開けて吐いた物を指やお箸・ピンセットなどを使用し中に押し込まないよう注意しながら取り除きましょう。

 



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