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猫の歯磨きについて
猫の歯磨きをしたことないのは問題?
猫の口内環境は人と異なり、虫歯は殆ど出来ない代わりに歯周病になりやすいという特徴があります。
3才以上の猫の80%に歯周病がみられるとも言われています。
歯周病を起こす細菌は歯肉だけに留まらず、歯根部から感染が広がり頬に炎症を起こしたり顎の骨を溶かしてしまうこともあります。
猫の歯垢は約7日で歯石に変わります。
1度歯石になってしまうと歯磨きだけでは落とせなくなってしまうので、まだ歯石になる前に歯磨きをして落とす事が大切です。
猫が歯磨きを嫌がる
成猫になってからいきなり歯磨きをしようとしても、殆どの子は嫌がります。
仔猫のうちから少しずつ慣らすことが大切です。
歯磨きを嫌がらないようにするためには、歯磨きが嫌なものではない、と印象づける必要があります。
いきなり歯ブラシを口の中に入れてしつこく磨いたり無理やり捕まえて歯磨きをすると、猫は歯磨き=嫌なものであるとの印象を持ってしまいます。
大切な事は、
歯磨きを嫌がる前に短時間で切り上げる
歯磨きの時にはご褒美をあげる
歯磨きを習慣化する
という事です。
猫の歯磨きする頻度
毎日の習慣として行うことが理想です。
食餌の前に行うと「歯磨きが終わればいいことが待っている」と覚えてくれる場合があります。
褒めたり、楽しくコミュニケーションを取りながら行いましょう。
猫の歯磨きのやり方
いきなり歯磨きをするのではなく、まずは猫の頭や顎の下を触りリラックスさせます。
リラックスしたら、歯ブラシで顔周りを優しくブラッシングしてみましょう。
歯ブラシの毛先は猫の舌の突起のザラザラした部分にそっくりなので、猫にとってはとても気持ちが良く、歯ブラシが良いものと印象づけることが出来ます。
歯ブラシで歯を磨く前に、指で口を閉じたまま歯の外側を触ります。
次に人差し指に水で湿らせたガーゼを巻き、同じように歯の外側を触ります。
嫌がるようであればガーゼに缶詰の汁を付けたり、猫が好む味を付けても良いでしょう。
ガーゼで磨けるようになったら、歯ブラシを使用します。
歯ブラシに缶詰の汁などを付け、力を入れすぎずに優しく磨きます。
歯と歯肉の間の溝を磨くことが大切なので、境目に45℃の角度で歯ブラシを当てましょう。
1度に全部の歯を磨くのではなく、まずは10秒くらい磨くことから始め、時間をかけて少しずつ磨く時間を増やしていくことが理想です。
手前(切歯)から始め、徐々に奥の方へ磨ける範囲を増やしましょう。
あまりに嫌がる場合には、既に歯周病になっていて痛みを感じていることがあるので、動物病院で診察を受けて治療をしてから歯磨きを行いましょう。
猫の歯磨きおすすめのガム
・グリニーズ 猫用
主原料は100%自然素材です。
フィッシュ・サーモン・ツナなど6種類の味から選べます。
総合栄養食の基準を満たしており、1粒約1.4キロカロリーと低カロリーです。
猫の歯磨きおすすめのジェル
・コスモスラクトデンタルジェル
乳酸菌生成エキスが口腔内に存在する善玉菌を増殖し、口臭や歯周病の原因となる悪玉菌を抑えます。
無香料で防腐剤無添加です。
猫の歯磨きおすすめの粉
・ビルバック C.E.T.歯磨きペースト
多くの動物病院で推奨されている歯磨き粉です。
嗜好性に優れ、
モルトフレーバー
シーフードフレーバー
バニラミントフレーバー
の3種類から選べます。
猫の歯磨きおすすめのおもちゃ
・Petio らくらくデンタルTOY
程よい弾力性があり通気性に富んでいます。
マタタビ入りで、2層の細かなメッシュ生地を噛むことによりブラッシング効果が期待できます。
猫の歯磨きおすすめシート
・MOOオーガニックコットンシート
接着剤や防腐剤不使用で、毛羽立ちにくいシートです。
オーガニックコットン100%で、引っ張っても破れにくく不織布のような優しい手触りです。
目やにや耳などデリケートな部分のケアにも使用出来ます。