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猫のしつけ方
猫に対するしつけは、とにかくスピードが勝負です。
何かできごとが怒ったとき、その場ですぐに注意をしましょう。
猫の記憶は、そこまで長くありません。
時間が経ってから叱っても、何のことに対して怒られているのかサッパリ分からないのです。
例え、もし「こんなところでイタズラしてる!」と気づいても、怒ることはぐっと我慢。
目の前でイタズラをした時に「だめでしょ」としつけましょう。
また、根気との勝負であることも忘れないでください。
同じイタズラに対して、その度に何度もしつけをする必要があります。
「もう疲れたから、今は放っておこう」と放置していると、「あれ?いつも怒っているのに。やっぱりこのイタズラはしてもいいのかな」と勘違いの原因に。
常に同じスタンスでしつけに向かい合うように気をつけましょう。
猫のトイレのしつけ方
基本的には、猫は本能でトイレの場所を覚えてくれます。
家の中に猫用のトイレの場所を決め、猫砂などを用意しておきましょう。
それでもトイレ以外の場所でおしっこやうんちをしてしまう場合、まずはトイレの環境を改善することを試してみてください。
猫にとって落ち着く場所に設置しているか、他の猫との共用が嫌そうでないか、清潔な状態が保たれていないかなどをチェックします。
猫砂の種類によっても好き嫌いがあるので、何種類か試してみるのもいいですね。
それでも直らない場合でも、「なんでここでおしっこするのよ!」と怒ってはいけません。
猫にとっては、「ここでおしっこをしたこと」ではなく「おしっこをしたこと」に対して怒られているんだと感じてしまいます。
生理現象であることに対して怒られてしまうと、かなりのストレスがかかってしまいますよね。
トイレに関して、叱ることは避けておきましょう。
また、おしっこと思っていたら、実はマーキングだったというケースも。
おしっこに比べ、マーキングはかなりにおいがきついのが特徴です。
そのほか、高齢による失禁の可能性も。
猫の様子をよく観察し、根本的な原因を探ってみましょう。
猫の噛み癖を直すしつけ
人間からすれば痛くてたまらない噛むという動作も、猫にとっては遊び感覚でしていることがあります。
そこで、噛まれた瞬間に「痛い!」としっかり声に出してみましょう。
最初はあまり効果が見られなくても、繰り返しやっているうちに「噛まれるといやなのかな」と察してくれるでしょう。
それでも直らない場合は、猫のストレスがたまっているのかもしれません。
広い場所で、おもちゃなどを使って遊んであげましょう。
思いっきり走ったり飛んだりすることで、猫のストレスが発散できます。
また、猫が噛んでくる時のパターンを見つけることも試してみましょう。
「猫がリラックスしているときに、ちょっかいをだして噛まれた」「エサを食べているときに、頭をなでてあげようと思ったら噛まれた」といった場合はありませんか?
もしかすると、猫にとっての「邪魔しないでよ!」という気持ちの表れかもしれません。
機嫌やタイミングを見計らって、ちょうどいいときだけに接するようにしましょう。
猫のしつけでたたくのはどうなの?
よくないとは分かっていても、つい咄嗟にたたいてしまうこともあるかもしれません。
でも、猫にとっては「怒られた」ではなく「なぜか急に叩かれた」としか感じてもらえません。
「叩かれないように、今度からはイタズラしないようにしよう」なんて、そこまで考えてくれないのです。
むしろ、叩いた人に対する恐怖心や、トラウマを抱いてしまうことも。猫との信頼関係にも影響してしまうので、思わず叩きたくなる気持ちは抑えておきましょう。
猫のしつけでの怒り方
イタズラをしたら、その場ですぐに叱ること。
そして、言葉に出して怒ることを心がけましょう。
悪いことをしたからといってエサをへらしたり、しばらく無視をしたとしても、猫側は叱られているという実感はありません。なぜ怒られているかが分かっているか、というところがポイントです。
また、怒りすぎて恐怖を与えないように注意しておきましょう。
長時間ずっと怒ったり、殴ろうとするフリをすると、あなたに対しておびえてしまいます。
「イタズラをした直後に、短時間だけ、簡単に」しかるように心がけてくださいね。
猫があちこちで爪とぎをするのですが、しつける方法は?
爪をとぐのは、猫がもつ習性のうちの1つ。
一切爪を研がないようにさせることは、ほぼ不可能と考えてください。
そのため、「爪をとがせない」のではなく、「爪をとぐ場所を決める」という方法がいいでしょう。
まずは、ペットショップなどで売られている爪とぎを購入し、部屋の隅に置いてあげます。
この爪とぎに夢中になり、他の場所ではとがなくなったら大成功。
しかし、つい壁やソファーなどでといでしまうこともあるでしょう。
その際は、爪とぎ防止スプレーを吹きかけたり、爪とぎ防止シートを利用するのがおすすめ。
「ここではもう爪とぎができないんだ」と理解してもらいましょう。