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猫の風邪の症状~治し方
猫の風邪の症状
猫の風邪の症状は人間や犬と同じような一般的な風邪の症状である、咳・くしゃみ・鼻水・下痢・発熱・食欲不振などがありますが、猫独特の症状として、目ヤニが多くなる・目の瞬膜が腫れる・口内炎ができるというものがあります。
犬の場合でもでも同じように目ヤニが出ることはありますが、猫の場合は犬よりも強めに症状がでます。
酷い場合には青いドロッとした目やにが固まり目が開かなくなったり、瞬膜が腫れて眼球を塞いでしまう事もあります。
口内炎も酷い場合には舌の広範囲に広がり、痛みで食欲不振を引き起こす原因にもなります。
猫の風邪は他の猫にうつる?
猫の風邪は他の猫にもうつります。
猫風邪を引き起こすウイルスや菌には感染力が高い物が多く、感染経路も様々です。
その為、猫風邪に感染した猫は感染していない猫と別に隔離する必要があります。
特に捨て猫や子猫は猫風邪に感染している可能性も高い為、新しい猫を迎える場合には、いきなり先住猫と接触させる事は避けたほうがいいでしょう。
猫の風邪は自然治癒する?
猫風邪の自然治癒は難しいと思われます。
早い段階での投薬や適切な処置がされた場合は早い回復もありますが、基本的に猫風邪は犬や人間に比べ長引き治りにくいものです。
治ったと思っても少しの疲れや環境の変化によるストレスで再発する事も少なくありません。
瞬膜の腫れ一つ取っても、猫が目に違和感や痛み・かゆみを感じ自分で擦ってしまう為、中々腫れが引かず悪化したり、眼球に傷をつけてしまう事もあります。
また腫れが引いた後も飛び出た瞬膜が戻らずに残ってしまう事もあります。
鼻水や咳や熱が出ている時も、放置することによって治るよりも先に肺炎を起こしてしまう事があります。
特に子猫の場合は体力もないので、治る前に衰弱し、中には死に至るケースもあります。
このような事から、猫風邪を引いた時に薬なしで自然治癒させる事は難しいと思われます。
猫が風邪をひいたときの治療費
猫風邪の治療費は、ワクチンや避妊手術のように、大体の決まった金額はありません。
同じ猫風邪と診断されても、その結果どのような処置を施して治療をしていくのかは、獣医の判断によるからです。
一回の治療費でも数千円から一万円代と差が激しく、一週間で症状が落ち着く子も入れば、薬が効かずに二週間たっても症状が落ち着かない子もいる為、その場合は総合的な金額に大きな差が出てしまいます。
最近は昔に比べてペット保険も充実しているので、加入していると治療費の支払いを少なくする事ができます。
猫が風邪ひいて餌を食べない
口内炎や高熱が出た時や、鼻づまりでフードの匂いを感じなくなった時に、食欲不振になる猫がいます。
その場合は少しでも食欲を出させる為に缶詰だけで与えたり、フードをふやかして食べやすくする事も効果的です。
また、缶詰を人肌程度に温めるとより匂いが立つので、食欲が湧く猫もいます。
どうしても自力でフードを食べなかったり、食べてもすぐ嘔吐してしまう場合には病院に連れて行き、点滴をしてもらう事も一つの方法です。
餌を食べない状態で放置をする事は病状の悪化にも繋がるので絶対に止めましょう。
猫の風邪の治し方
まず初めに少しでも症状が出た早い段階で病院に連れていき、点眼薬や飲み薬を処方してもらいましょう。
薬を一週間程度試しても全く良くならない場合は薬が効いてない可能性がある為、違う薬に替えてもらうことも大切です。
また、猫は神経質な生き物なのでストレスを感じると治りが遅くなったり悪化していく事もあります。
猫がストレスを感じやすい環境であれば改善してあげましょう。特に冬の場合は湯たんぽや毛布などで寒くないようにしてあげる事も重要です。